1.の方は記事を読み進めてもあまり役に立たないかもしれません。
では、本題に入らさせて頂きます。
なぜ、いま板橋区で借地権付き新築戸建てなのか
これを読み解くには、これまでの板橋区の新築戸建ての相場観や市場から
紐解いて行くとイメージが湧きやすいです。
ここでは板橋区の中でも豊島区、北区寄りのエリアを中心にお話しをいたします。
「都心に割と近いのに3,000万円台(後半)で新築戸建てが買える!!」という点が
最も魅力的な要素であったのではないでしょうか。
※ビルドイン車庫付き木造3階建て、3LDK、リビング15帖程のイメージ。
場所によっては海抜も高く、ハザードマップの色もついていない。
なんだか割安感があるかも。ちょこちょこ商店街も栄えているし暮らしやすいかもね。
というようなイメージでしょうか。
しかし、いまの板橋区の新築戸建てをインターネットで調べてみると、
3,000万円台はおろか、最低でも4,000万円後半にならないと新築戸建てが出てこない。。。
そんなことになっております。
これは何故なのでしょうか?
アベノミクスの影響で板橋区の地価がガツンッと上がってしまったのでしょうか?
なぜ、板橋区の新築戸建ての価格が上がったのか
実はこの現象には明確な理由があります。
板橋区は2015年3月に『敷地最低面積の最低限度』を取り決める
都市計画決定を行いました。
これにより各エリアで定められた『敷地最低面積』より
小さい土地を造ることができなくなりました。
もし、小さい土地を造ってしまったら、基本的に建築の許可がおりません。
※元々『敷地最低面積』よりも小さい土地は建て替えが可能です。
規制の主な趣旨としては、バブル以降に都心の建売会社が行うプチ開発で増えてきた
ペンシルハウスの総数を減らし、日当たりや住環境を守るという内容のようです。
土地の最低面積が大きくなることで、
家にゆとりが生まれ日当たりや住環境が良くなるというメリットがございます。
その反面、土地が大きくなることで、企画全体の金額が大きくなります。
金額が大きくなれば、購入の敷居が高くなり買える方も限られてきます。
「ついこの前までは新築戸建てが買えたのに、いまの金額だと手が出ないよ・・・」
というような、『敷地最低面積』の規制による、不動産市場の歪みが
いま、板橋区では生まれていると言えるのではないでしょうか。
これからの板橋区で戸建てをお探しになるお客様にとって
大事な判断指標になってきますので是非とも知って頂きたい情報です。
渋谷区や中野区なども敷地最低面積を定めており、
他の区においても今後、規制の流れが強くなって行きそうです。
敷地最低面積と借地権付き新築戸建ての関係
この規制はどこでチェックができるのか?というと、
用途地域図なるものから読み解けます。
各市区町村のホームページに記載されておりますので、
いつでも誰でもチェックができます。
例えば、三田線の板橋本町駅の周辺の『敷地最低面積』は
70平米の場所が多いようです。
それくらい土地が大きいと、
少なく見積もっても3,500万円前後のお値段が付きますので、
建物を入れると5,000万円を超える計算になってまいります。
では、借地権付き新築戸建てだとどうなるの?
所有権と比べると2〜3割ほど、物件価格が抑えられますので、
4,000万円台前半くらいで5,500万円程で分譲がされている企画と
同水準の立地・広さの新築戸建てにお住まいいただけます。
所有権では『敷地最低面積』の規制の関係で出てこなくなった
3,000万円後半から4,000万円台前半の新築戸建てが『借地権付き』であれば
同じ金額帯で立地もよく広い間取りで手に入る可能性があるかも、というイメージでしょうか。
板橋区では『敷地最低面積』の規制という点も踏まえて物件を探すと、
『借地権付き新築戸建て』の思わぬ魅力と出会えるかもしれません。
ちなみに弊社では以下のような借地権付き新築戸建てを取り扱っており、
もうすぐ完成予定ですので、物件をお探しの方はこの機会に是非ご覧下さい。
ショールームと一緒にご案内いたします。